◾️ケニア キアマバラ AA 150g
国 ケニア
標高 1600m
エリア ニエリ県カラティナ近郊
品種 SL28,Ruiru11
農園名 キアマバラ・ファクトリー
生産処理 ケニア式
生産者 ムガガ農協 910名の農家
◾️2025年カッピングコメント
ポテンシャルの高いロット
アシディティに加えて甘さも伴い、非常にジューシーで心地よい果実感が魅力的です。ケニアらしいフルーティさと十分な強度があり、生き生きとした風味が強く感じられます。フレーバーは伸びやかで、カップもクリーンであり、非常に高いポテンシャルを持ったロットに仕上がっています。
◾️地域の見本となるように
キアマバラ・コーヒーファクトリーは、1980年代に設立され、ニエリ地区のカラティナ近郊に位置し、ムガガ農協に属しています。このファクトリーは近隣のコーヒー農家からチェリーを受け取り、伝統的なケニア式プロセスを丹念に行うことで知られています。使用される水はキング・リバーからのもので、パルピングからソーキングまでリサイクルしながら活用され、発酵後のソーキングにも使われます。乾燥は天候や気温、処理する量に応じて7日から15日間アフリカンベッドで行い、理想的な水分量まで仕上げられます。 キアマバラ・ファクトリーの目標は、生産農家にプレミアム価格を実現し、消費者には高品質なコーヒーを提供し続けることです。その一環として、農家自身の農業技術向上が不可欠と考えられ、コーヒー・マネジメント・サービスの支援を受け、農業訓練やセミナー、農業ハンドブックの更新を通じ生産性を上げる取り組みを進めています。また、資金調達の手伝いにより農家が学校の授業料支払いや畑への投資を行えるよう基盤を整えています。 さらに、ファクトリーには試験農園とデモンストレーション・プロットが設置され、年間を通してコーヒー生産農家がその時々に応じたアドバイスや訓練を受けられる環境を提供しています。農家と共に理想的なコーヒー生産サイクルを実現するための挑戦を続けているのです。