■エチオピア イルガチェフェ G/1 コンガ農協 ウォッシュド 150g
国 エチオピア
標高 〜2500m
エリア イルガチェフェ
品種 エチオピア原生品種
農園名 コンガ農協
生産処理 ウォッシュド
生産者 Y.C.F.C.U. (Yirgacheffe Coffee Farmers Coop.Union)
■世界中で高い評価を得るイルガチェッフェという名産地
エチオピアのイルガチェッフェ村は、標高2500mに位置し、コーヒーの名産地として世界中で高く評価されています。シダモ・コーヒーエリアの南端にあるこの村は、川や森、湖に囲まれた肥沃な黒土に恵まれ、特にアバヤ湖はエチオピア人に愛されています。イルガチェッフェのコーヒーは、伝統的な水洗処理と天日乾燥によって仕上げられ、その中でも選りすぐられたトップグレードがイルガチェッフェ・G1です。生産が始まったのは1950年代で比較的新しいものの、紅茶にも似た特徴的なフレーバーや、ワインのようなフルボディーのカップ評価で一躍有名となり、現在ではアメリカや北欧のスペシャルティコーヒー市場で非常に人気があります。しかし、生産エリアは広げず、限られたエリアでの生産を維持しています。 コンガ農協では、イルガチェッフェの高品質なコーヒーを生産し続けており、特にG-2グレードが基本的に作られますが、ナチュラルG-1やウォッシュドG-1もオーダーメイドで行っています。この農協は、ウォッシングステーションの管理チームのレベルの高さや農民との強い結びつきがあり、品質への共有意識があるため高品質なコーヒーを生産しています。昨年末に訪問したスタッフからは、ピッキングされたチェリーの均一性と熟度の高さに驚いたとの報告があり、高いクオリティが維持されていることが確認されています。イルガチェッフェのコーヒーは、単に味わうだけでなく、その産地の美しさや伝統、品質管理の努力が反映された逸品として世界中で愛されています。
■2025年カッピングコメント
爽やかで上品なカップ
白ワインやグレープフルーツなど爽やかで透明感のある華やかなアロマ・フレーバーが感じられ、アシディティも明瞭で、アフターテイストにかけて感じるティーライクな風味も相まってエレガントな印象を持ったカップに感じました。
フレーバーの強度は強い印象ではありませんが、それゆえ繊細で上品なキャラクターが魅力に感じます。冷めるにつれ、アフターテイストやアシディティの印象も心地よく感じられましたので、そうした変化も楽しんでいただければと思います。